和道・WA-DO の 仕法
美しく暮らし、美しく生きる 和のたしなみ
私たち日本人は、穏やかに移り変わる季節の中で自然を尊ぶ心を育み、その心を衣・食・住・遊に映し、繊細で美しい「生活文化」を作りあげてきました。また外来文化もそのまま取り込むのではなく、風土に馴染む形に仕立て直し、より洗練させてしまう、これが古来からのスタイルでした。
ところが、明治時代以降、急速な文明の発達に伴い、生活のスタイルは大きく変わり、日本人のメンタリティの基盤となってきた生活文化の伝承が失われつつあります。
例えば「日本のもてなしの形」の原点は、「伝統的な暮らし」の中にある、とわたしは考えます。食空間を含む住空間に、季節感をどのように取り込み、遊び心をどう働かせるか、これらを現代のさまざまなシーンで展開するには、年中行事をはじめとする伝統の形に先人たちが込めてきた意味を知る必要があります。ここが理解できますと日本人の生き方、おもてなしの心、和のたしなみといった言葉の根っこに有るものは何だったのか、を感じる取ることが出来ましょう。
和道 ・ WA-DOの仕法 主宰 廣瀬輝子