ノーベル賞大村智先生のこと

yjimage[2]

ノーベル賞を受賞された大村智先生が北里研究所の所長になられた時、私は秘書室に在籍していた。

当時は情報化社会、バブル経済など社会の大きな変換期。時代の流れに沿えずに土台が揺らぎ始めていた研究所を再興させたのが大村先生だった。 既に世界的な実績を持つ研究者であり、大学教授、北里研究所の経営、埼玉県北本市の総合病院開設を同時にこなしておられた。そのころ先生は50代の初めで昼食は笊そば、今思えば健康食だ。

重責を担っているリーダーとして健康管理に気を使っておられたのだ。

  この度の受賞で、アメリカ留学の折、担当教授の引立てにより先生の運が大きく開けたことを知った。

この教授が莫大な特許料の配分を「サトシが幸せになるように」と関係者に指示したという。 秀でた才能に加えて、大村先生の<仁徳>に担任教授が魅せられたのだろう。 日本の若き研究者、大村智は異国の地でも人間的な魅力に輝いておられたのだに違いない。     yjimage[5] 〈公明正大に、礼儀正しく生きる。人の和を大切にする。地道な努力を惜しまない。 人のお役にたてる人間を目指す。感謝を忘れない。〉 このことを指導し、ご自身も実行されておられた。このたびの受賞は、〈利他の心〉に徹して社会貢献にも尽くされた〈人間-大村智〉を称えるノーべル賞のようにも思える。大村先生の生き方は欧米の文明社会に汚される前の明治時代の清き日本人の生き方そのもののだ。 メディアを通じて拝見する大村先生の笑顔がさわやかで素敵だ!。先生、 おめでとうございます。